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老婆心

昨日のこと。

仕事に行った帰り、電車乗り換えでエスカレーターを降りていた時に電車が発車してしまい

「あ〜間に合わなかった」と思いながらホームに降りたのですが

エスカレーターを降りた途端小さな女の子がさっと近づいて来たのです。

「○○駅への電車はどっちですか?」

周りにたくさん人がいたのに、その子は私を選んで聞いて来たのでしょう。

小声だったので聞き取れず「ん?」と屈んで聞き返したのですが、それは私が降りる駅の一つ手前。

そのまっすぐな目は決して自信ある目ではなく、おそらく母親に言われて不安を感じながら初めて1人でスイミングスクールに行く途中。(バックを下げてた)

「こっちだよ😊」と教えてあげたのですが、電車を待つ間も少し距離を置いて向こうを向いたまま。(もしかしてママを待ってたのかな??)

電車が来て乗り込む時も遠慮がちだったので「次の駅だからね」と声をかけて一緒に乗り込みました。

私は座席に座りましたが、その子は座らず私の前でずっと横を向いたまま立っていました。

「この子は何歳なんだろう。孫と同じ2年生くらいなのかなあ。人に聞くのはかなり勇気が必要だったんだろうなあ。」

声をかけてあげた方がいいのだろうか、それともそっとしておいてあげた方がいいのだろうか

そう思いながら数分、電車は次の駅に到着。

降りる時声をかけてあげようか、と思いあぐねていたのですが

その子はくるっと私の方を見て、小声で「ありがとうございました。」と言ってくれたのです。

キュン💕

私は笑顔で手を振りましたが、その子には見えたのかどうか…

「あんなに小さいのにちゃんとお礼を言ってくれたんだ、なんていい子なんだろう」ととっても胸が温かくなったのです。

よく見るオバチャンのように「何年生なの?1人で偉いねえ〜!」と声をかけてあげた方が良かったのかなあ。

でも、ずっと向こうを向いたままのあの子は、人に声をかける勇気だけでいっぱいで、話しかけられることを避けてたのかな、とも思ったり…

同年代の孫を持ってるからこそ、いろいろ考えてしまいました。

こんな時あれこれ考え過ぎちゃうのが私…😔

ちゃんと笑顔で無事に着けたかな、お母さんはこの勇気をおもんばかることができたかな(母親の時の私は出来なかったかも)

と見知らぬおばあちゃんは勝手に気にしてしまいました。

これこそ老婆心💦(←若い人は知らないよね)

でもね、それは見知らぬ人にも愛あるからこそなんですよ。

ありがとう、昨日はその子に出会えて心が温かくなった日でした。

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